AKB48の選抜総選挙が今年は開催が見送られることに

AKB48の一大行事と言っても過言ではないAKB選抜総選挙ですが、今年は開催されないことが正式に発表された。

NGT48の事件が起こり、その後の運営の対応の悪さもあり、更には第三者委員会が調査中にも関わらず、事件が起こった時の責任者でもある人と現AKB劇場支配人、元劇場支配人との飲みの場での話から今の状況でするべきではないツイートをする失態を犯して、契約の解除と劇場支配人の退任などが発表されていた。

このような状況もあり、今の段階では選抜総選挙を行うような状況にないと判断したのか?開催が見送られる事になりました。

開催しても興味は例年ほどなかった?

さっしーが昨年から総選挙への不出馬を発表しており、注目を集めるのは、ポスト指原の争いぐらいになっていたと思います。
それも昨年は松井珠理奈さんが勝利して、一般の人からするとある程度の興味材料はなくなっていたと思います。

そしてHKT48宮脇咲良さんがIZONEの活動に専念しており、不出馬は確定的でもあり、選抜争いへの興味はかなり薄れていたと思います。

松井珠理奈さんの連覇も、既に指原さんが達成済みなので、大きな注目にもなりませんしAKBファン以外にも大きく知名度がある新しいメンバーも存在しないので、世間から大きく注目されるようなAKB選抜総選挙になる事は元々むずかしかったのかもしれません。

CD売り上げの年間1位もピンチ?

2010年から9年連続でCD売り上げ1位を記録していた記録も今年はピンチかもしれません。
乃木坂46は連続でミリオンセールスを継続中で欅坂46もミリオンセールスを達成するようになり、右肩上がりに売り上げを伸ばしています。

これまでの数年は、総選挙の投票権が入っているCDが年間1位を獲得しており、今年はその投票権入りのCD発売がされないのであれば、乃木坂46に年間売り上げで負ける可能性もあります。

指原さんの卒業シングルになる曲で乃木坂を上回れなかったらかなりのピンチと言える状況だと思います。

AKB48から坂道シリーズへのメディアの変化

AKB48がこれまでレギュラーをやっていたBSのAKB48SHOWとニッポン放送のオールナイトニッポンがこの3月で終了することが発表されました。

長年にわたって放送してきた2つの番組が同じ今月で終了してしまうことになりました。
オールナイトニッポンは、乃木坂46が同枠の新パーソナリティーになる事が発表され、アイドル界の新旧交代が如実にうかがえる状況になってきました。

特に知名度のある古参メンバーが続々に卒業しているAKBと1期生が卒業しながらでも新規加入メンバーを上手くメディアに出して育ててきた乃木坂46とで新メンバーの人気に大きな差が生まれたように思います。

また10代を中心に乃木坂、欅坂の人気が非常に高く、憧れる女性としてAKBメンバーではなく、坂道シリーズメンバーの名前が中心になっているように頼みの若い世代にの人気も坂道シリーズへと移っている感じがします。

メディアも48グループの指原さんや須田さんの知名度の高いバラエティーで結果を残す人以外の出演も少なく、46グループの清楚なアイドルやその中でもまだバラエティー慣れしているメンバーを多く起用するようになってきています。

CM業界はさらにその変化が強く、CM起用数では乃木坂46グループでの契約も多いのもありますが、白石さんが年間トップになり西野さんと齋藤さんも4位タイに名前を連ねています。

女性アイドルで上位にランクしたのは、この3人だけというのも流行りとターゲット層分析に敏感なCM業界ならではの感じもします。

AKBがアイドル界のトップに返り咲く日は?

大所帯グループの先駆け的なグループは、やはりAKB48だと思います。
そして、乃木坂、欅坂、日向坂などの大所帯グループの基礎やシステムを構築したのは、AKBがあってこそだと思います。

良いも悪いも別にして、各地域にグループを作り分散させたことにより、圧倒的人気のメンバーを作りにくくした事により、絶対的なエースが生まれにくくなっているのが現状だと思います。

それでもまだこれだけの人気を続けているのは凄い事だと思います。
時期総監督に向井地美音さんが決まっており、指原さんも卒業する事により完全に新生AKB48スタートになると思います。

昔ほどの環境が整った良い状態で活動はできないかもしれませんが、初期メンバー達はもっと厳しい状況から今までのような環境になるまで頑張ってきたのですから、絶対にできない事はないと思うので、もう一度48グループがアイドル界の中心になれるように成長してほしいと願っています。